PAL'LAS PALACE

パラスパレスのこだわり

着れば着るほど
自分らしいニュアンスが生まれる楽しさ。

袖を通すたびに、体になじんでいく心地よさ。

愛着を持って着続けた洋服だけが与えてくれる、唯一無二の味わい。

それこそが、パラスパレスの目指すもの。
手間を惜しまず、妥協せず。
長く愛される洋服を、作り続けています。

春を告げる
こぶしの刺繍シャツ

春は、すがすがしい白シャツに袖を通したくなる季節です。 今季のテーマ「ぬきえもん」は、着物の後ろ衿を落とす「抜き衿」から着想した、 シャツの着こなしを楽しむ提案です。 そこで、こぶしの花を刺繍で描き、シャツを仕立てました。 こぶしは、古くから田打ち桜ともよばれ、暦代わりを担ってきた、 白色が印象的な花です。 そのふっくりとやわらかな姿を「テープ刺繍」にて、 立体的に表現することができました。 この刺繍は、大阪府中央区にある株式会社シャルマン工芸が、 二十年前に初めて考えたものです。 当時は、刺繍の本場ヨーロッパにもない画期的な技法でした。 そして、大変な手間と時間がかかるものです。 まずは、テープづくりからはじまります。生地をななめに裁断して、 バイヤステープ状にしていきます。 そうすることで、ほつれにくく曲げやすくなりますが、 その反面、必然と継ぎ目ができます。 それをボビンにひとつひとつ手巻きして、旧式の刺繍機にセットします。 これでようやく、刺繍工程に入ります。 テープを丸めながら模様を描き、左右に糸を渡す千鳥ステッチの方法で、 生地に刺していきます。 注意深くゆっくりと、針が外れないよう調整したり、 テープの途切れるタイミングを計ったり、と気がぬけません。 模様はひと筆書きにして、継ぎ目が目立たないように工夫しています。 シンプルゆえ、線の間合い、方向、バランスなど、 納得のいくようなんども相談をして、やっと試作ができあがりました。 しかし、この技法の特徴であるテープの継ぎ目は、どうしても目立ち気になります。 分かってはいたことですが、やはり合点がいきません。 その思いをシャルマン工芸さんに打ち明けると、なんと、ひとつひとつ、 手作業できれいに整えてくれたのです。 妥協をせず、ていねいに刺繍ひとすじにとりくむ。その姿勢がなければ、 この表現はかないませんでした。 こうして、白色だけでも奥行きのある、パラスパレスのシャツがうまれました。 刺繍に、さらに洗いさらしの表情もくわわって、こぶしの花が笑っているようです。 いつもより、えり足をすっと抜いて、春を楽しむ。 そこに、たくさんの手と手が、思いが、つながっていることを すこしでも感じていただければ幸いです。

インディゴ染め

パラスパレスのインディゴは、糸をロープ状にまとめて染める 「ロープ染め」を用いています。 甕から引き上げた瞬間は、インディゴというより緑に近い色合い。 浸けて、上げて、空気にさらす。 この工程を繰り返す事で徐々にインディゴ色が濃くなっていくのです。 ロープ染をすることで、糸の芯が白く残る 「芯白」という状態になります。 生地がすれたり、経年変化で色が落ちた時にほんのり地の白が見えることで、 奥行きのある味わい深いムラが生まれます。 この特徴がよく現れているのが、デニムです。 穿き込むことで徐々に身体になじみ、アタリや色落ちが楽しめます。 その表情はまさに十人十色。 ともに過ごし、育てる、自分だけのデニムが出来上がります。

染料と顔料

生地に着色する一般的な材料は、大きく分けて染料と顔料の二種類があります。 染料(左図)とは 古くから布を着色する為に用いられていて、糸の繊維の中まで染み込み、 生地の風合いを守りつつ着色することが出来ます。 顔料(右図)とは 色の粒子に接着剤の役目をするものを混合して、生地の表面に付着させる 着色材料です。 そのため、少しごわごわした風合いになりますが、 顔料でしか出せえない表現があったり、 素材を選ばずに着色できるという特徴があります。 どちらが優れているという訳ではなく、目的に合わせて使い分けられています。

手描き

パラスパレスの手しごとの一つに「手描き」があります。 一枚一枚社内で服に柄を描く、丁寧なものづくり。 手仕事だけが出しえる、個性と味が最大の魅力です。 その日の気温や湿度にも柄の表情が左右される、経験と勘が生きる技。 そこから、一つとして同じものがない特別な一枚が生まれるのです。

チェック

パラスパレスでは毎シーズン、 季節の素材やアイテムに合わせたチェック生地をオリジナルで作っています。 色と色の響き合い、素材との相性、ラインの太さや間隔。 糸の一本一本に至るまで想いを巡らせて作るチェック柄。 季節感の表現や洋服にした時のバランスを考えながら 作り手の想いがこもった生地へと仕立てられます。

アクセサリー

パラスパレスのアクセサリーは 人の手が作り出す、繊細で柔らかな風合いが特徴。 ブランドの信念でもある「心と身体を優しく包むものづくり」は アクセサリーにも息付き そこには人の手を通して作り上げる暖かみが感じられます。 手作業のため仕上がりに個体差がありますが、 良いいびつさを生み、豊かな雰囲気を醸しています。 パラスの洋服とお互いに引き立てあう、上質なアクセサリー。 是非ご覧下さい。

Back to Top